ドローン空撮:蔵王 熊野岳 2019年3月18日
ドローン(DJI Air Fly)を購入後、初の冬の空撮にトライしたがあまりの寒さにてに指先が動かず、挙句にバッティーが切れて短時間の撮影となった。
コースは澄川スキー場の一番上の第三リフトからスタートして刈田岳経由、熊野岳に行く。
当日は風、雲もなく絶好の快晴日和。
山形の朝日連峰、月山等が紺碧の空に鮮やかに雪化粧をしていた。
蔵王 熊野岳避難小屋 天気
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蔵王 熊野岳 Google Map
蔵王 熊野岳 紹介
「蔵王」とは、北の雁戸山から南の不忘山まで、約25kmにおよぶ連峰のことをいい、「蔵王山」という山はない。この連峰は鳴子火山と同様に、第四紀の百万年前以降に活動した宮城県内では比較的新しい火山である。
引用:山と高原地図 蔵王 面白山 船形山
熊野岳はその中央に位置し、山頂は山形県側にあるが、蔵王の主峰として、宮城県側からの登山者も多く、人気を集めている。
熊野岳山頂にある神社は蔵王山神社である。祭神は須佐之男命、ヤマタノオロチを退治したスサノヲである。 山形市蔵王温泉を見下ろす「瀧山」、蔵王温泉内にある「酢川神社」とともに三社一宮をなしている。
ここでは刈田岳の山頂付近まで開かれた自動車道を利用して、宮城県側の刈田岳から熊野岳を経由し、我々温泉へ下るコースを紹介しよう。本来は登りのコースをとるべきなのだろうが、1000m以上の標高差があり、実際、下る人の方が多い。
蔵王刈田山頂バス停から刈田嶺神社のある刈田岳山頂へ立ち寄ろう。晴れていれば蔵王のシンボルお釜が幻想的なグリーンの湖面を見せてくれる。熊野岳へは広く平らな尾根の馬の背を北へたどる。
登りになる手前から、直進して避難小屋へ急登する道の分岐がある。左折し、北西へ緩く登る道を進み、熊野岳へ向かう。左上する道をひと登りすると熊野岳山頂だ。広い台地状の山頂には蔵王山神社(地形図では熊野神社と表記)や斎藤茂吉の歌碑などが立つており、上山市や山形市、その奥には月山や朝日連峰などが一望できる。
蔵王山神社に参拝したら、山頂をあとにほぼ水平に続く尾根道を東へ進む。
避難小屋をすぎると、数分で北蔵王縦走路に出る。左折し、7月中旬はコマクサが咲く砂礫と岩の縦走路を北へ下る。コマクサを踏みつけないように注意して歩を進めよう。
道が錯綜しているので、視界のないときは迷わないように注意したい。
岩の間に咲くガンコウランに灌木が混じる道をしばらく下ると平坦な道になり、自然園に着く。名前の通り、天然の庭園の風情があるところである。ハイマツやシャクナゲの灌木帯で、秋はナナカマドの赤い実が斜陽に輝いて美しい。
追分の十字路を通過、木々のあいた場所からは、ふだん見慣れた山容とはひと昧違う感じの五色岳や刈田岳が見られる。平坦な道が下りになると、すぐに分岐がある。
左に少し行くと名号峰の山頂なので立ち寄っていこう。露岩にサラサドウダンなどの灌木が生える気持ちのよいところで、賽ノ磧を縫うエコーラインが望める。
名号峰から下ると、ミネカエデやナナカマドから、しだいにダケカンバの高木林に変わってくる。
早春や新緑の季節には足もとにもさまざまな花が咲く。紅葉期は周囲のものまで黄に染めてしまいそうな真黄色な木があるかと思うと、まだ緑を残している木もあり、あきることがない。年により優劣のある主稜線の紅葉に比べ、中腹の広葉樹林は年による差が少ないため、毎年のように楽しめる。
刈田岳には登山者以外の観光客も多いが、馬の背を進むにつれて登山の領域となり、名号峰への分岐から我々温泉へ向かう道は、蔵王の中でも比較的静かな山歩きとなる。みごとなブナの巨木林を下ると、やがて分岐の猫鼻だ。右折してしばらく下っていく。つづら折りの急坂になると、ほどなく峩々温泉に下り着く。
引用:山と渓谷社 宮城県の山
熊野岳 コース
宮城県からは刈田リフトを使用した刈田岳~熊野岳コース、山形県からは蔵王ロープウェイを使用した地蔵山~熊野岳コースがある。
標高1841mの熊野岳は稜線上は急なアップダウンが少ないので、初心者でも気軽にトレッキングが楽しめる。
関連サイト:蔵王刈田リフト
熊野岳の花
熊野岳で見られる花は6月はミネズオウ(峰蘇芳)、7月からはコマクサ(ケシ科)です。
参考BOOK:花の百名山登山ガイド 上 (ヤマケイアルペンガイドNEXT)
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