山の遭難
山の遭難は、誰にでも起こりうる可能性があります。
遭難の原因は様々ですが、大きく分けると以下の3つに分類されます。
道迷い:
- 登山道が分かりにくい場所でのルートミス
- 悪天候による視界不良
- 地図やコンパスを使えない
- 疲労や焦りによる判断ミス
滑落:
- 足場の悪い場所での転倒
- 落石
- 雪渓や凍結路面でのスリップ
病気や怪我:
- 高山病
- 疲労や脱水症状
- 持病の悪化
- 転倒や滑落による骨折など
遭難を防ぐためには
事前の準備:
- 登山計画を立て、必要な装備を準備する。
- 体力に合った山を選ぶ。
- 天気予報を確認し、悪天候の場合は登山を中止する。
- 登山届を提出する。
- 家族や友人に登山計画を伝える。
登山中:
- 地図とコンパスで現在地とルートを確認する。
- 無理せず、自分のペースで歩く。
- 水分補給と休憩をこまめに行う。
- 天候の変化に注意し、悪天候の兆候が見られたら早めに下山する。
- 単独登山は避け、複数人で行動する。
遭難してしまった場合
落ち着いて行動する:
- パニックにならず、冷静に状況を判断する。
- 無理に下山しようとせず、安全な場所に留まる。
- 体力を温存する。
救助を要請する:
- 携帯電話で110番通報する。
- 笛やホイッスルで救助を求める。
- 目立つ色の衣類や物を身につける。
参考情報
- 警察庁: 令和5年における山岳遭難の概況等