蔵王古道とは
蔵王古道は、宮城県と山形県にまたがる蔵王連峰に存在する歴史的な道です。主に以下の3つのルート(コース)があります。
蔵王古道 遠刈田温泉口コース: 宮城県に遠刈田温泉にある刈田嶺神社里宮と、刈田岳山頂にある刈田嶺神社奥宮を結ぶ道です。かつては山伏たちの修行の道として使われていました、「御山詣り」と呼ばれる
蔵王古道 宝沢口コース: 昔、山形城下から宝沢口経由 蔵王山頂 蔵王山神社を詣でる最短の道として使われた道で、美しい自然の中を歩くことができます。
- 蔵王古道 コエド越えコース:昔、山形城下から宝沢口経由蔵王温泉(高湯温泉)への最短の道であった。
蔵王古道の魅力
- 豊かな自然: 蔵王の雄大な自然を満喫できます。特に、高山植物の宝庫として知られており、コマクサなどが咲き誇ります。
- 歴史と文化: 蔵王古道は、かつて山伏たちの修行の道として使われていました。歴史を感じながら歩くことができます。
- 多様なコース: 蔵王古道には様々なコースがあります。体力や目的に合わせて選ぶことができます。
その他
- 登山シーズン: 蔵王古道の登山シーズンは、一般的に5月下旬から10月下旬頃までです。
- 注意点: 蔵王古道は、標高の高い場所を通るため、天候に注意が必要です。また、熊が出没することもあるので、対策をしっかりとしてください。
蔵王古道は、豊かな自然と歴史を感じながら歩くことができる魅力的な道です。ぜひ一度訪れてみてください。
【蔵王古道の会】 宮城蔵王の古道 「御山詣り」
蔵王古道は、宮城県蔵王町の遠刈田温泉にある刈田嶺神社里宮から、刈田岳山頂の奥宮までを結ぶ全長約15km、標高差約1450mの古道です。この道は、平安時代に修験道の修行の場として開かれ、江戸時代中期からは「御山詣り」として多くの参拝者が訪れました。しかし、1962年に蔵王エコーラインが開通すると、古道は次第に使われなくなり、忘れ去られてしまいました。その後、地元の有志による「蔵王古道の会」が2011年に結成され、4年の歳月をかけて整備を行い、2014年に半世紀ぶりに復活しました。現在では、毎年夏に「古道を行く 蔵王御山詣り」というイベントが開催され、多くの登山者や参拝者が訪れています。
宮城蔵王の古道 「御山詣り」のルート
コースタイム
刈田嶺神社(里宮) —(27分)— 大鳥居 —(110分)— 滝見台 —(132分)— マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわ —(34分)— 賽の磧 —(29分)— 後見坂 —(62分)— 大黒天登山口 —(66分)— 刈田岳避難小屋 —(7分)— 刈田岳

宮城蔵王の古道 「御山詣り」
ヤマレコ ルート登録
ヤマレコにルートを登録しているのでこのルートから山行記録、山行記録が作成できます。
ヤマレコ ルート登録⇒宮城蔵王の蔵王古道 遠刈田温泉 里宮口 「御山詣り」
又、ルートをGPX形式でダウンロード可能ですのでヤマップの山行記録が作成できました。
ヤマップの山行記録はこちら⇒第2回 蔵王古道 御山詣り
第二回 宮城蔵王の古道 「御山詣り」ツアー動画
宮城蔵王 古道の四季のおすすめ
宮城蔵王には様々な花が咲き、四季折々の美しい景色を楽しむことができます、又 天気が良ければエメラルド色のお釜を見ることができます。
春 宮城蔵王
4月下旬から5月上旬にかけて、水芭蕉が見頃を迎えます。特に、南蔵王野営場近くの「水芭蕉の森」では、約5万株の水芭蕉が群生し、美しい光景を作り出します。
また、同時期には、えぼしリゾートのゲレンデ一面に約50万株のスイセンが咲き乱れます。「みやぎ蔵王えぼしすいせん祭り」も開催され、多くの観光客で賑わいます。

水芭蕉の森
夏 宮城蔵王
7月上旬から8月中旬にかけて、高山植物が咲き始めます。蔵王連峰では、ニッコウキスゲ、コマクサ、イワカガミなどの可憐な花々を見ることができます。
また、蔵王チーズ工場(蔵王酪農センター)のバラ園では、約400種類・1800株のバラが咲き誇り、訪れる人々を魅了します。
又、蔵王山頂付近には夏になるとアサギマダラが飛んできます。

蔵王 アサギマダラ
秋 宮城蔵王
9月下旬から10月下旬にかけて、蔵王連峰は紅葉で彩られます。特に、蔵王エコーライン沿いの紅葉は絶景で、多くの観光客が訪れます。

宮城蔵王 紅葉
冬 宮城蔵王
12月下旬から3月上旬にかけて、蔵王の冬の風物詩「樹氷」を見ることができます。厳しい寒さの中で育まれた樹氷は、まるで氷の芸術作品のようです。
これらの他にも、宮城蔵王では様々な花や植物を見ることができます。ぜひ一度訪れて、その美しい自然に触れてみてください。

宮城蔵王 樹氷
宮城蔵王の古道 「御山詣り」ツアー
毎年夏に「古道を行く 蔵王御山詣り」というイベントが開催され、多くの登山者や参拝者が訪れています。
詳細は下記のサイトを参照願いします。
- 蔵王古道の会:

【東沢古道保存会】山形蔵王の古道
山形県側の蔵王山にも、歴史ある古道が存在します。特に、山形市上宝沢地区から熊野岳山頂に至る「蔵王古道」は、修験道の修行の場として開かれたと伝えられています。この古道は、かつて多くの参拝者や修行者が利用していましたが、時代の変遷とともに利用者が減少し、忘れられていきました。
近年、地元の有志によって「東沢古道保存会」が結成され、古道の復興と保存活動が進められています。彼らの努力により、古道の整備が行われ、再び多くの登山者や参拝者が訪れるようになりました。この古道は、豊かな自然環境の中で歴史と文化を感じながら登山を楽しむことができる貴重なルートとして注目されています。
登山道の入り口は、山形市上宝沢地区に位置し、道中にはブナ林や沢、滝など多様な自然景観が広がっています。また、途中には大黒天や片貝沼などの名所もあり、歴史的・文化的な見どころも豊富です。山頂の熊野岳には神社があり、古くから信仰の対象となってきました。
山形蔵王の古道 宝沢口のルート
コースタイム
蔵王古道(宝沢口)入口 —(32分)— 行別れ地蔵 —(58分)— 垢離場 —(94分)— ドッコ沼 —(36分)— 片貝沼 —(38分)— 地蔵山頂駅 —(74分)— ワサ小屋跡分岐 —(31分)— 熊野岳避難小屋 —(30分)— ワサ小屋跡分岐 —(20分)— 地蔵山頂駅 —(41分)— 片貝沼 —(30分)— ドッコ沼 —(23分)— 不動滝 —(55分)— 垢離場 —(38分)— 行別れ地蔵 —(23分)— 蔵王古道(宝沢口)入口

山形蔵王の古道 宝沢口のルート
ヤマレコ ルート登録
ヤマレコにルートを登録しているのでこのルートから山行記録、山行記録が作成できます。
ヤマレコ ルート登録⇒山形蔵王の古道 宝沢口コース
又、ルートをGPX形式でダウンロード可能ですのでヤマップの山行計画が作成できます。
ヤマップの山行計画はこちら⇒山形蔵王 宝沢口 ルート
山形蔵王の古道 コエド越えコース
昔、山形城下から宝沢口経由蔵王温泉(高湯温泉)への最短のコース、行別れ地蔵から熊野岳山頂へも行ける。
コースタイム
上の台駅 —(67分)— コエド越え —(49分)— コエド越え登山口 —(50分)— 行別れ地蔵

山形蔵王の古道 コエド越えコース
ヤマレコ ルート登録
ヤマレコにルートを登録しているのでこのルートから山行記録、山行記録が作成できます。
ヤマレコ ルート登録⇒蔵王の古道 コエド越えコース
又、ルートをGPX形式でダウンロード可能ですのでヤマップの山行記録から山行計画が作成できます。
参考サイト:YAMAPにない軌跡ルートを作成
山形蔵王 古道の四季のおすすめ
山形蔵王には、豊かな自然の中で四季折々の美しい景色を楽しめる古道があります。
春 山形蔵王
新緑が芽吹き、山野草が咲き乱れる美しい季節です。特に、5月中旬頃には、ミズバショウの花が見頃を迎えます。
又、5月には山形市西蔵王野草園でツツジが咲き出します。

山形市西蔵王野草園でツツジ
夏 山形蔵王
深緑が生い茂り、涼やかな風が吹き抜ける中で、トレッキングを楽しむことができます。
又、山形蔵王には有名な大露天風呂があります。

蔵王温泉大露天風呂
秋 山形蔵王
紅葉が山全体を覆い、息をのむような絶景が広がります。特に、10月上旬から中旬にかけてが見頃です。

ドッコ沼 紅葉
冬 山形蔵王
雪が積もり、静寂に包まれた雪景色が楽しめます。スノーシューハイキングもおすすめです。

山形蔵王 樹氷
山形蔵王の古道 宝沢口 ツアー
山形蔵王の古道の色々なイベントが開催され、多くの登山者や参拝者が訪れています。
詳細は下記のサイトを参照願いします。
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