登山の天気情報サイト Windy.com 使い方、活用【モバイル アプリ版】  

未分類
  1. 登山の天気情報サイト Windyとは?
    1. 2022年 登山 天気予報アプリ 比較
    2. 『Windy』とは?
    3. windy.com アプリ インストール
  2. windy.com  基本の使い方 モバイル版
    1. windy.com ログイン・登録
    2. 現在地の天気予報の表示内容
    3. スマホ画面の天気予報の表示操作
    4. windy.comアプリ 日本語化
    5. windy.com 単位設定の方法
    6. メニュー画面に新レイヤー『海水温』を追加する方法
    7. メニュー画面に新レイヤー『気圧』を追加する方法
    8. Windy 高度の設定
    9. Windy お気に入り登録方法
    10. Windy ギャラリー セレクト
    11. Windy   エクスパートモード
    12. Windy    アラート 機能
    13. Windy リアルタイム  Webライブカメラ
    14. Windy ウェブカメラ 追加方法
    15. Windy   Meteogram
    16. Windy Airgram
    17. サウンディング フォーキャスト  Sounding forecast
    18. Windy    天気予報の比較
  3. Windy    各レイヤーの種類と説明
    1. Windy  気象レーダー画像の表示、確認
    2. Windy 気象衛星 観測画像の表示、確認
    3. Windy  レイヤー 風
    4. Windy   レイヤー   最大瞬間風速
    5. Windy   レイヤー 累積風量
    6. Windy  レイヤー 雨、雷
    7. Windy レイヤー 気温
    8. Windy   レイヤー Wet-bulb temp(湿球温度)
    9. レイヤー Solar Power(太陽光発電)
    10. レイヤー UV Index(紫外線指数)
    11. レイヤー 雲
    12. レイヤー 視界(視程)
    13. レイヤー CAPE指標(対流有効位置エネルギー)
    14. レイヤー  上昇温暖気流(Thermals)
    15. レイヤー 気圧=平均海面気圧 (MSLP  Mean Sea Level  pressure)
    16. レイヤー   極端な予報(Extreme forecast)
    17. レイヤー  気象警報(Weather warnings)
    18. レイヤー  ハイキングマップ(Outdoor map)
  4. Windy.com   登山活用編
    1. Windy.com   山の天気確認
    2. 登山 体感温度 ウィンドチル(wind chill)
    3. 登山 雨の予報と対策
    4. 登山 霧、ガスの予報と対策
    5. 登山 雷の予報と対策
    6. 登山 ホワイトアウトの予報と対策
    7. 登山 紫外線の予報と対策
  5. まとめ
  6. スライドシェア  Windy.com 使い方、活用【モバイル アプリ版】

登山の天気情報サイト Windyとは?

登山で一番、気になるのは天気

雨の中、風の中を登山するのは苦行の一言に尽きる、さらに風雨が強いの中を登山することは遭難、滑落に繋がる。

よって、気象庁発表の天気図を事前に調べる必要があるがエリア毎の天気が分かっても肝心の山の天気は発表しておらず、 登山 天気予報アプリとして『てんきとくらす』『tenki.jp登山天気』を用いて事前調査をする方が多いが最近、人気の天気予報アプリが『 Windy 』です。

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海、川、山の天気予報 Windy.com 使い方、活用【モバイル&Web版】  - 北の釣り モンちゃんの釣りバカ日誌

2022年 登山 天気予報アプリ 比較

日常で使うような天気予報では山の上の天気はわからず、急激な天候の変化や累積雨量、積雪量などのチェックは不十分であり、登山向けの天気予報アプリが必要です。

登山者が情報収集するために有用な天気予報サイト・アプリとしては

①Windy
②tenki.jp登山天気
③Yahoo天気
④てんきとくらす
⑤SCW
⑥ヤマテンがあります。

tenki.jp登山天気

日本気象協会公式が月額240円で提供している登山天気予報アプリで、登山に必要な天気情報がまとまっている他、登山口や山行などポイントごとの天気予測を簡単に確認できる。

Yahoo天気

天気予報アプリの定番として人気のYahoo天気、登山でも活用することができる、。細かい雨雲の動きまでチェックすることができるのが特徴です。但し、山の詳細な天気を予測するには不向きです。

てんきとくらす

登山者からの支持が広がっている人気のサイト。SNS等でも「明日はてんくらC」というような投稿がある。

てんきとくらすの特徴は、山の天気をA,B,Cの三段階の登山指数で示してくれること。「どの日が登山に適した天候か」を、初心者でもわかりやすく知ることが出来ます。

但し、精度はいまいち、安全の為か?悪い方向に予想している傾向がある。

Windy.com

ヨーロッパの複数の天気予報モデルを基にした天気予報アプリで、予報の精度がとても高いことで知られています。ピンポイントで指定した地点の降水量や気温、風速など用途に応じた詳細な情報を直感的に把握することが可能です。

『Windy』とは?

現在、登山で人気、No1の天気予報アプリが『Windy』です。

欧州の複数の天気予報モデルを基にした天気予報アプリで、予報の精度がとても高く、しかもピンポイントで指定した山頂の降水量や気温、風速など用途に応じた詳細な情報を得ることが可能です。

『Windy』は、チェコ人のプログラマーイヴォ・ルカチョヴィッチ氏が立ち上げた天気予報ツール。公式Webサイト上にある世界地図から、様々な気象状況の移り変わりをグラフィカルに確認することができます。
また、WebサイトだけではなくiPhoneやアンドロイドで利用できる無料アプリもあります。

特徴は細かい予報が確認できること、普通の天気予報だと単純に「晴れ」となっていても、実際は短時間で晴れたりガスったり雪が降ったりコロコロと天気が移り変わることがあるが、そのような場合でもWindyならちゃんと「晴れ」「ガス」「雪」のレイヤー毎に気象情報がビジュアル化されて表示されるので一目で情報が把握できます。

Windy.com   Web版

windy.comのWeb版、このサイトから世界中の天気予報が視覚的に把握できます。

WEB版:https://www.windy.com/

自宅で気象情報を確認したい時はPCモニターの大画面で見ることの出るのでWeb版が便利です。

Windy.com  モバイル アプリ版

Windyアプリはiphone  、アンドロイドどちらのスマートホンにも対応しています。

App Store、google PlayからWindyアプリをインストールしてください。

モニター画面は小さいですが機能はWeb版と同じです、移動先で確認する時には便利です。

これ以降の解説はWindy.com   アプリ版を例にして説明します。

windy.com アプリ インストール

iPhone、iPad、iPod touchは下記のApp Storeから「Windy.com」をダウンロードする。

android用は下記のgoogle Playから「Windy.com」をダウンロードする。

Windyアプリ インストール時の注意点!!

Windyアプリは検索すると2つでてきます。

(Windy.com)と(Windy.app)です。

本家はWindy.comです、間違わないようにインストールしてください。

 

Windy.com  無料版とPremium(有料版)の違い

Windy.com無料とPremium(有料版)の違い、その違いは以下のようになります。
有料版は1時間毎の予報を見れたり、更新回数頻度も高いので情報の精度という点ではより正確な情報を得ることが可能です。また無料版は商用利用は不可。

項目 

無料版 Premium
情報密度 3時間予報 高解像度の1時間予報
更新頻度 標準的なデータ、1日2回更新 高精度なデータ、1日4回更新
速度 標準的な配信 高速なデータ配信のための高品質ネットワーク
商用利用 不可
サポート 技術的なサポートなし 営業時間中の高品質なサポート
広告 2021年からターゲティング広告 広告やトラッキングクッキーなし

*現在の価格(2022年11月16日)

価格は為替等の影響で変動します、最新の価格は下記をクリックしてください。

 

windy.com  基本の使い方 モバイル版

windy.comのログイン・登録、日本語化、単位設定および基本操作について解説します。

windy.com ログイン・登録

ログインしてメールアドレス、パスワードを登録するとエクスパートモードが使用でき更に機能がアップするので登録をお勧めします。

次に表示したい画面を選ぶために右側の『ホーム』『気象レーダー 衛星』『メニュー』『場所を検索』『プロフィール』ボタンを押す。

現在地の天気予報の表示内容

ホーム ボタンを押すと現在地の向こう3日間の天気は表示される。

上部には気温(℃)、風力、風向、天気が表示される。

下部には向こう10日間の天気が表示されており、オレンジ色の部分をクリックして見たい曜日に移動させると詳細な情報が確認できる。

ホームボタンを押して、検索窓に知りたい場所の住所を入力しても現在地の天気予報の表示が可能です、その場合、山の名前、漁港名でもOK。

又は地図上の任意の箇所で長押し(PCの場合は右クリック)すると、下記の写真のようなメニューが出てくるので、「この位置の予報」を押しても天気予報が表示されます。

スマホ画面の天気予報の表示操作

画面の拡大方法

スマートファンの場合、2本の指を広げるように動かして、間隔を広げる操作「ピンチアウト」(pinch-out,pinch-open)を行います。

ピンチアウト

画面の縮小方法

スマートファンの場合、2本の指をつまむようにして、間隔を狭くさせる操作を「ピンチイン」(pinch-in,pinch-close)を行います。

ピンチイン

windy.comアプリ 日本語化

windyの表示を日本語化するには下記の手順で行います。

①メニューを押す。

②Setinngsを押す。

③Language outomaticを押し、日本語を選択。

windy.com 単位設定の方法

各種 気象予報の単位を変更可能です。

①メニューボタン ⇒  設定を選択

②天気情報の単位の設定をする。

③通常は風の風力をm/SにするだけでOK。

④その他は必要に応じて表示画面の設定を選ぶ。

windy.com 単位設定の方法

windy.com その他の設定変更方法

下部にその他の設定一覧が表示されるので必要に応じて表示画面の設定を選ぶ。

  1. 風のアニメーション:  地図上に表示される粒子アニメーションの設定。ボタンを左右にスライドすることで細く設定。
  2. 時間形式:        12時間表記と24時間表記を選択。
  3. 英語マップラベル:   オンにすると地図上の地名を英語で表記。
  4. 開始位置:アプリを開いたときやブラウザで表示したときに表示される気象情報の地点設定。GPSで現在位置の気象情報を表示させるほかに、お気に入り登録した地点の気象情報を表示。
  5. 緯度・経度グリッドを表示: オンにすると地図上に緯度・経度のグリッド線を表示。
  6. 起動時に4日先までの天気を表示: オンにすると上の開始位置の天気情報が表示、オフにすると開始時の気象情報は非表示
  7. 方向の表示: 地図上をタップしたときに表示されるスポットピンの風の向きの表示を変更。
  8. すべて時間をUTCで表示 :    時間表示をユニバーサルタイムに変更できます。※UTC=協定世界時
  9. 滑らかな衛生アニメーション:   オンにすると衛星アニメーションが動く。
  10. 言語設定(language)   :    使用する言語を選択。
  11. このデバイスからすべてのデータを削除する:windyに保存されているすべてのデータを削除。
  12. 通知設定  :       天気アラームの通知先の設定。
  13. 背景マップを変更  :   マップを拡大したときの表示、黒い方は航空写真の表示。

メニュー画面に新レイヤー『海水温』を追加する方法

①メニューボタンを押す⇒その他のレイヤーを選択

②海水温を選択

③カラー化させた海水温が表示

メニュー画面に新レイヤー『気圧』を追加する方法

①メニューボタンを押す⇒その他のレイヤーを選択

②気圧を選択

③等圧線を選択すると気圧等高線が表示される。

Windy 高度の設定

デフォルトでは地上の気象情報を表示しますが、レイヤーメニューの下にある高度のスライダを調整することで900m, 1500m, 2000m, 3000m, 5500m といった上空の風速を表示することができる。

高度のスライダは、風、気温、湿度のレイヤーが表示されている時に表示されます。

 

Windy お気に入り登録方法

よく行く場所をお気に入り登録してすぐに表示できるようにします、直接地図上からポイントをタップするか、検索窓から場所を検索します。

①すると下の画面が出てきますので地名の横にある♡マークをタップし、お気に入りに追加を選択します。

②トップ画面の右下にある♡マーク(もしくはプロフアイコン)をタップすると一覧が表示されます。

Windy ギャラリー セレクト

利用可能なレイヤーのギャラリーを表示する。

1)メニューボタンを押す⇒その他のレイヤーを選択を押すと上部にリスト ギャラリーが表示。

ギャラリーを押すと各種の天気情報の表示状態が映し出される。

サムネイルの上にマウスを置くと、いつでもアニメーションが表示されます。

ここからクイックメニューに追加することもできる。

Windy   エクスパートモード

例えばスタンダードモードは『波』の項目の下に『うねり』『うねり2』『海水温』があるがエクスパートモードにすると同じ、階層で『うねり』『うねり2』『海水温』が表示されるようになり、表示したい天気情報が一発で選択できるので使いやすい。

Windy    アラート 機能

任意の地点が特定の気象条件になった時にアラートを受け取る設定ができます。

アラートを受け取りたい地点の天気予報を表示、メイン画面上部に表示された💛をタップし「このスポットのアラート」を選択

マイアラートでアラート条件を設定する、例えば風力0~3m 継続時間:3時間以内および雨量  3㎜以下 継続時間:12時間の場合の設定は下記のとおり。

アラート条件にマッチする時は携帯電話及びメールで通知される。

Windy リアルタイム  Webライブカメラ

出かける前に現地の詳しい情報を知りたいなら各地にあるライブカメラの映像をチェックする。

メニューから「ウェブカム」を選択すると地図上にカメラアイコンが表示されるので、気になる地域の近くにあるカメラを選択。

リアルタイム  Webライブカメラ

又、Homeメニューの「検索窓」に確認したい場所を入力すると近辺のウェブカメラのサムネイル画像が表示されるのでクリックする動画が確認できる。

Windy ウェブカメラ 追加方法

Windyに自分が良くいく場所のウェブカメラを追加、登録することも可能です。

現地のウェブカメラ及び天気状況が確認できるので便利です。

①メニューから「ウェブカム」を選択、地図上にカメラアイコンが表示されるので、気になる地域の近くにあるカメラを選ぶとウェブカメラ画像が表示される。

②ウェブカメラ画像の下部のウェブカメラを新規追加を選択する。

③ウェブカメラのページおよび画像URLを入力

④ウェブカメラの場所をGoogle Mapからコピーして緯度と経度を入力する。

⑤追加情報を入力。

⑥送信ボタンを押して完了

Windy   Meteogram

「Meteogram」を選択すると、温度~露点温度、風及び高度別(9km,5km,3km,2km,900m)の雲量・雨量・対流性降雨量が時系列的に一覧で表示されてて、一目で「天気」と「曇りの程度」が想像しやすい。

フライト・レベル(Flight Level; FL)は、航空で用いられる飛行高度のひとつである。「FL300」などと”FL”に続けて100フィート単位の数値で表される、1フィートは30.48cmである。

Windy Airgram

画面下のメニューで、[Airgram]に切り換えると標高別の気温や風の強さが視覚的に表示される。

温度:
表示される色は、さまざまな高度(ヘクトパスカルhpaで表示)での温度を表しています。温度値は白い数字で示されています。

風速風向:
矢印の長さは、風の速さを示します。ロング バーブは 10 ノット(kt)、ショート バーブは 5 ノット(kt)です。

風向は長いシャフトで示されます。シャフトは風が吹いている方向を指します。

サウンディング フォーキャスト  Sounding forecast

画面で、マウスの右ボタンをクリックし(スマホでは、画面長押し)、[サウンディング]を選択する

上空の気温と風速がグラフで表示される。グラフの中をクリックすると、その標高の気温と風速が表示される。日時をスライドすれば、それに合わせてグラフも変わる。

 

Windy    天気予報の比較

天気予報を表示させた状態で、一番下のバーをスライドさせると「比較」というボタンが出てきます。

下記の各種の気象予報が表示されます。

・GFS:NOAA(アメリカ国立気象環境予測センター)が提供している全球大気循環モデル。

・ECMWF:(ヨーロッパ中期予報センター)が提供している天気予報。

・METEOBLUE:NCEP(アメリカ環境予測センター)とNOAA(アメリカ国立気象環境予測センター)が協力して、スイスのバーゼル大学で作られた気象予報。

・ICON:  マックス プランク気象研究所とドイツの国立気象サービス機関であるドイツ気象局 (DWD) が共同開発した、統合気象予報と気候のモデルです。

 

Windy    各レイヤーの種類と説明

Windy.comで表示可能なレイヤーは、等値線、風、雨、温度、雲、波等であり、それぞれのレイヤーの中にも細かい種類があります。クイックメニューに表示されていないレイヤーを選択する場合、クイックメニューの一番下にある『その他のレイヤー <』 をクリックすると表示可能な全レイヤーの一覧が表示されます。

Windyの総レイヤー数は種類あるので登山に関連したレイヤーをメインに解説を行う。

(2022年11月現在)

Windy  気象レーダー画像の表示、確認

気象レーダーとは?

アンテナから電磁波を放射し、反射して返ってくる電磁波を分析することで、雨や雪の位置と密度、風速や風向などを観測。

Windy 気象衛星 観測画像の表示、確認

 

気象衛星 観測画像とは?

宇宙から見た最新の雲の動きを、気象衛星画像で見ることができます。

静止気象衛星には搭載している可視赤外放射計は人間の目で見ることのできる「可視光」から目に見えない「赤外線」(昼夜の区別なく観察することが可能)までの様々な波長帯で 電磁波の強さを観測しています。
これらの観測結果を雲画像として表示しています。

Windy  レイヤー 風

ウインドサーフィンや、カイトサーフィン、セーリングに行く前にチエック。
風のレイヤーを押し、地図上の確認したい場所をタップすると天気ピッカーが表示され「南西1m/S」のように、風の強さが分かります。

横のオレンジ色アイコンをタップすると天気や詳細を見ることが出来ます。

 

風速、最大瞬間風速とは?

風速とは、風として空気が移動する速さのこと、地上気象観測では、地上約10メートルの高さにおける10分間平均風速を指し、毎秒〇m、または〇 m/sと表す。

風は短時間に強くなったり弱くなったり常に変動しています。この風の瞬間的な速さを「瞬間風速」といい、その最大値を「最大瞬間風速」といいます。

風速区分が一目で認識できるように下図のように区分毎の色彩を付することが多い。

 

Windy   レイヤー   最大瞬間風速

ウインドサーフィンや、カイトサーフィン、セーリングに行く前にチエック。
最大瞬間風速のレイヤーを押し、地図上の確認したい場所をタップすると天気ピッカーが表示され「8m/S」のように、最大瞬間風速の強さが分かります。横のオレンジ色アイコンをタップすると天気や詳細を見ることが出来ます。

Windy   レイヤー 累積風量

累計風量は今後 10 日間の突風の最大強度予測を表します。基本的に、マップ上の各ポイントは、今後 10 日間にその場所で予測される最強または最大の風を表します。この機能は、ハリケーンやその他の強風イベントの追跡に特に役立ちます。

 

Windy  レイヤー 雨、雷

過去 3 時間の雨/雪の蓄積と、雷の密度の予測を組み合わせたもの。
「雨、雷」には、「雨、雷」「累積雨量」「新雪量」「新雪深」「降水量タイプ」「雷雨」があります。
「雨、雷」では、降水タイプを無記号=雨、※=雪、!=霙で表現し、強さは色の違いで表示されます。

「累積雨量」「新雪量」は「次の12時間/24時間/3日間/5日間/10日間」の(予想)累積降水量を表示することができます。

 

「積雪深」は雪の深さ、実際の積雪深は、地形や都市などの多くの要因の影響を受けます。
「積雪深」は測れるが「新雪」=「降雪量」は直接測れない。

「降水量タイプ」 は雨、氷雨、混合氷、雪、湿った雪、雪を伴う雨、氷のペレット分布の表示がされます。

『雷雨』は一日の 1 平方キロメートルの領域での光の閃光の数として定義され、 「雷雨」の強さを表す単位は、”l/km2”が使われています。

降雪量と積雪深(積雪量)の違い

降雪量と積雪深(積雪量)の違いは下図の通りです。「積雪深」はある時点での積雪の厚みをさします。 気象観測ではレーザー光などを使って地面から雪面までの高さを測定し、積雪深の記録としています。
一方で「降雪量」は雨量と違って直接的に測る手段がないため、1時間ごとの積雪深の増加差分のことを、気象観測では「降雪量」と呼んでいます。

根雪(古い雪)の無い平野部では積雪量=降雪量となるわけです。

Windy レイヤー 気温

「気温」には、「気温」「露点」「湿度」「凍結高度」があります。 「気温」や「湿度」についても「風」と同じく右側の高度のスライダを調整すると上空の気温を表示することができます。

「露点」は空気が冷却され含まれている水蒸気が液体(霧)になるときの温度のこと、「凍結高度」は水が凍結するときの標高を意味します。

Windy   レイヤー Wet-bulb temp(湿球温度)

温度計感部を湿らせた布で包み,直射日光があたらないように空気中に露出させて測定した温度。
乾湿球湿度計の湿球が示す温度。
湿球は水分が蒸発するときに潜熱が奪われて温度が下がる。

レイヤー Solar Power(太陽光発電)

Solar Power(太陽光発電)の意味は太陽からの放射エネルギー量を測定したものである。

単位はキロワット毎平方メートル (kW/m2) またはワット毎平方メートル (W/m2)

引用:ユニオン発電所

レイヤー UV Index(紫外線指数)

UVインデックス(紫外線指数)とは、紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さを指標化した、世界保健機関による指標である。

紫外線の1960年代(昭和35年)以前の呼び名は菫外線(きんがいせん)、また、英語の ultra-violet からUVと省略される。
人間が、太陽の紫外線に長時間さらされると、皮膚・目・免疫系へ急性もしくは慢性の疾患を引き起こす可能性がある。

レイヤー 雲

「雲」は、全ての層を表示する「雲」、「下層雲」(100~2000m上空)、「中層雲」(2000~7000m)、「上層雲」 (7000m以上)や「霧」「雲頂」「クラウドベース」(雲底)「視界」「CAPE 指標」といった気象情報の表示ができます。

雲の種類と高さ

雲はその雲が発生しやすい高さによって上層雲・中層雲・下層雲の3つのグループに分けられます。

上層雲には巻雲(けんうん)、巻積雲(けんせきうん)、巻層雲(けんそううん)があります。

中層雲には高積雲(こうせきうん)、高層雲(こうそううん)、乱層雲(らんそううん)があります。

下層雲には層積雲(そうせきうん)、積雲(せきうん)、層雲(そううん)、積乱雲(せきらんうん)があります。

レイヤー 視界(視程)

厳密には視界は「前方を見通して目で見られる範囲のこと」。

視程(してい)とは肉眼で物体がはっきりと確認できる最大距離のこと。

視程階級表

日本では、10段階の視程階級表が定められている。

視程階級 目標物を認めることができる最大の距離
 50m未満
50m以上200m未満
200m以上500m未満
500m以上1km未満
1km以上2km未満
2km以上4km未満
10km以上20km未満
10km以上20km未満
20km以上50km未満
50km以上

視程の変化とその原因

視程が通常より小さくなることを気象学では特に視程障害といい、代表的なものに霧、靄、霞、雪、煙霧、黄砂などがある。雨や雪でも視程障害がよく起こるが、人工的に排出される大気汚染物質(粒子状物質)の影響も大きい。これらの条件で見えなくなる状態として、霧や風雪で見えなくなるホワイトアウト・砂煙で見えなくなるブラウンアウトがある。

レイヤー CAPE指標(対流有効位置エネルギー)

対流有効位置エネルギー(たいりゅうゆうこういちエネルギー、英: convective available potential energy、CAPE)とは、大気の位置エネルギーを表し、ある空気塊を断熱的かつ強制的に、自由対流高度(LFC)から中立高度(無浮力高度、浮力ゼロ高度)(LNB)まで上昇させたとき、その空気塊に加わる浮力のエネルギーのこと、対流雲や嵐の形成の指標となります。

1000迄は安定、1000 から 2000 までの値は、中程度の雷雨の形成を示し、2000 を超える激しい雷雨を示します。

レイヤー  上昇温暖気流(Thermals)

上昇温暖気流の発生と高度、および積雲の発生,マップの色は最大の海抜高度 (AMSL) を示します。

AMSLとはabove mean sea levelのこと。

熱上昇気流(サーマル)とは?

大気の対流によって発生する上昇気流を対流性上昇気流という。夏季に海にいくと、大きな積乱雲が海上に浮いている、これは海面で温められた空気が上昇気流となり、上昇し、積乱雲を発生させるのである。

このような積乱雲は対流性上昇気流によって発生する。太陽熱によって発生する上昇気流であることから熱上昇気流とも呼ばれる。

グライダーやパラグライダーなどのスカイスポーツの分野では上昇気流のことをサーマルと呼ぶが、これは英語のThermal、すなわち、熱上昇気流のみのことを言う。

レイヤー 気圧=平均海面気圧 (MSLP  Mean Sea Level  pressure)

海面での平均大気圧です。大気圧は、気圧とも呼ばれ、地球 の大気内の圧力です。ほとんどの場合、大気圧は、測定点の上の空気の重量によって生じる静水圧によって近似されます。

大気圧を表す単位としてはhPa(ヘクトパスカル)を用います。h(ヘクト)とは、100を意味し、1hPaは100Paと等しくなります。

大気圧の大きさ

大気圧の大きさは、海面では1013.25hPaで、高い所ほど大気の層が薄くなるので大気圧は小さくなります。この海面上の大気圧(1013.25hPa)を1気圧もしくは1atm(アトム)といいます。

大気圧は10m上昇するごとに1hPa減少すると言われています。日本一高い山である富士山の山頂では、海面の3分の2程(約0.7気圧)になります。

 

高気圧と低気圧の違い

高気圧は相対的に周りと比べて気圧が高い所のことを言い、◯◯hPa以上になったから高気圧という決まりはありません、低気圧はその反対で、相対的に見て周りと比べて気圧が低い所のことを言います。

高気圧に覆われている所では下降気流が発生していて雲が発生しにくくなり、天気が良いです、ちなみに高気圧では時計回りの風が吹いています。

低気圧では、空気が地上から上空に移動する上昇気流が発生しています。この上昇気流が発生する低気圧は雲が発生しやすい状態です、上昇気流が強いほど雲は発達し、激しい雨や雷雨になったりします、低気圧では反時計回りの風が吹いています。

 

高気圧なぜ? 時計周り コリオリの力

地球の自転の影響がないならば高気圧から出た風は真っすぐに吹き出しますが実際は自転の作用(コリオリの力)で右にそれ、時計周りに回転します。

低気圧の場合は逆に半時計周りに回転します。

レイヤー   極端な予報(Extreme forecast)

風、気温、雨 毎に色別及び%表示で極端な異常気象を予測する。

レイヤー  気象警報(Weather warnings)

気象警報は、「CAP アラート」の形式で各国の気象機関によって発行されます、但し、現在はヨーロッパ、米国、ロシアなどの一部の地域のみをカバー。

 

レイヤー  ハイキングマップ(Outdoor map)

オープンストリートマップ(OpenStreetMap)を利用してハイキングマップとして用いることができ、Googe Mapでは表示されない登山道、ハイキングルートも分かりやすく表示される。

OpenStreetMap:
自由に利用でき、なおかつ編集機能のある世界地図を作る共同作業プロジェクトである。

Windy.com   登山活用編

無料 天気予報 アプリ『WINDY ウインディ』を活用して天気、風、気温、雨を事前にチェックし安全で楽しい登山を楽しみましょう!

Windy.com   山の天気確認

Windy.comで山の天気を確認する時に注意することは高度、初期状態では高度ゼロの地表での天気予報が表示される。

山の高さ毎の風、気温、湿度を確認したい場合は高度スライダーを調整して調べる、逆に言うとその他のレイヤーは高度毎の確認はできない。

高度スライダーは950hPa(約600m)、975hPa(約750m)、900hPa(約900m)、850m(約1500m)、800hPa(約2000m)、700hPa(約3000m)毎に確認ができる。

具体的に説明すると場所の検索窓に行きたい山を入力する、例えば『宮城県 栗駒山』

すると地表(高度ゼロ)の天気予報が表示される。(麓の天気

山頂の風、気温を知りたい時は高度スラーダーを調整して天気ピッカーを表示させるとその高度の風、気温が表示される。

 

Windy 山の風速 高度の設定

デフォルトでは地上の風速を表示しますので登山行く場合はレイヤーメニューの下にある高度のスライダを山頂の高度に調整することで900m, 1500m, 2000m, 3000m, 5500m といった上空の風速を表示することが可能です。 

Windy  山の気温 高度の設定

デフォルトでは地上の気温を表示しますので登山行く場合はレイヤーメニューの下にある高度のスライダを山頂の高度に調整することで900m, 1500m, 2000m, 3000m, 5500m といった場所の気温を表示することが可能です。

一般的に気温は100メートル毎に0.6℃下がります。

登山 体感温度 ウィンドチル(wind chill)

普段、生活の中で感じる気温、いわゆる体感温度は気象台の発表と感覚が大きく違っている場合があり、体感温度に影響する大きな要素は風速です。

単純に言うと風速1メートルにつき気温が1度下がる感覚になり、気温が0度でも10メートルの風のもとでは、体感温度はマイナス10度、ということになります。

山での服装の選択は命に関わる問題です。山の遭難事故の原因の多くは防寒着を持っていなかったため低体温症で動けなくなったことが多く、準備不足です、山では最悪の状況を考えて入るべきで、服装選びは基本中の基本です。

下表は北米大陸で使用されている気温と風速から算出した体感温度指数で野外における凍傷の危険度を知る目安となる。

露出した素肌の場合は体感温度指数-28℃以下になると10分から30分程度で凍傷の恐れがある。

Windyで山頂での気温を確認する時は風速から算出した体感温度指数も考慮に入れて服装の準備をし、安全で楽しい登山を心掛ける。

 

登山 雨の予報と対策

雨の日の登山は遭難や大怪我につながるリスクが潜んでいます、例えば肌や衣類が雨水で濡れることで低体温症が起こります、登山する場合は必ず、レインウェアをザックに入れてください。

又、沢や川が増水し、視界が悪くなり、危険です。日差しが遮られた登山道は薄暗く、ときにはどこを歩いているかわからなくなって遭難してしまうこともあります。

登山前にはWindy等の気象情報で低気圧、熱帯低気圧、台風及び寒冷前線など接近していないか、把握してください。

Windyの機能である『 Meteogram 』を使用して山の雲の発生状況、対流性降雨、雪を確認することもでき、参考になります。

登山 霧、ガスの予報と対策

霧のことを山では「ガス」といい、濃い霧に覆われて視界がきかなくなることを「ガスにまかれる」と表現する。

地形面や自然条件から霧が発生しやすい場所があり、例えば尾瀬では朝と夕方に霧が立ち込めやすい。水蒸気を多く含んだ尾瀬ヶ原などの湿原が広がっていることが尾瀬に霧のできやすい理由です。
気温が上昇するにつれて地表付近の空気が冷やされて発生した朝霧は、消えていく。

霧は雨粒よりも小さな水滴や湿った微粒子が浮遊している状態なので、長時間、霧の中を行動する時にはウェアを濡らさないために雨具を身につけまた、登山道上の石や岩なども湿って滑りやすくなるので注意してください。

霧にまかれた時は遭難防止の為にGPS、コンパスの使い方と地形図の見方を覚えておくことが必要です。

Windyではレイヤーに霧の項目があり、白黒の濃淡で霧の発生状況がわかりますが地表(高度ゼロ)の情報なので山頂との気象状況とは異なることに注意してください。

気象庁から出される濃霧注意報も参考にしてください。

登山 雷の予報と対策

雷は夏山で発生しやすく、音と光の怖さもさることながら、落雷にあえば致命的な結果になります。

登山前にWindy等の気象情報で低気圧、熱帯低気圧、台風及び寒冷前線など接近していないか、雷の発生状況を確認します。

Windyではレイヤー『雷雨』で予報を確認できる。
一日の 1 平方キロメートルの領域での光の閃光の数として定義され、 「雷雨」の強さを表す単位は”l/km2”が使われています。

単位は”l/km2”のは平均総稲妻密度 (litota3)」の事。
ECMWFの名称はAveraged total lightning flash density in the last 3 hours
略称がlitota3。

ECMWFの説明では過去 3 時間にわたって平均化された総稲妻フラッシュ率を表示1 日あたりの平方キロメートルあたりの閃光の単位があること、 1 時間あたり100 km2あたりの閃光の単位に変換すると、解釈しやすい値が得られます。

引用先:ECMWF

数値が大きいほど/(デフォルトでは)色が赤や紫になるほど雷の発生確率が高いことが予測されているということになります。

日本気象協会 の雷レーダーも合わせて登山前に確認して下さい。

又、レイヤー CAPE指標(対流有効位置エネルギー)も雷予報の参考になります。

1000迄は安定、1000 から 2000 までの値は、中程度の雷雨の形成を示し、2000 を超える激しい雷雨を示します。

登山 ホワイトアウトの予報と対策

冬山登山で注意したいのは吹雪やガスによって極端に視界が悪くなりホワイトアウトに見舞われ、ルートから逸れる事によって起こる遭難。毎年多くの遭難者が出ています。

ホワイトアウトの状態では、雪面と空の境がわからなくなり、白い空間に浮かんでいる様な錯覚を起こします。うかつに移動できなくなり、容赦なく吹き付ける吹雪に体力がみるみる奪われます。間違って雪庇などを踏めば滑落し、いよいよ身動きが取れなくなり、万事休すという事にもなりかねません。

吹雪を凌げる場所を確保するか、カマクラなどを作り、天候が落ち着くまでひたすら待つのが基本対策です。

登山前にWindyのレイヤー 視界(視程)で事前に視程状況を確認して、参考にしてください、但し地形、高度等によって予報は変化しますので過信過ぎないように注意してください。

登山 紫外線の予報と対策

高い山の場合は、地上に比べて、紫外線が通り抜ける空気層が短くなるので、地上より紫外線が強くなる。

標高が1000m高くなれば、紫外線は約10%強まる。また残雪期は、地面に積もっている雪の反射にも注意が必要。
紫外線は目には見えない。気温の低い山では実感のないまま、強い紫外線を浴びている可能性がある。
曇空でも、晴れた日の6~8割の紫外線が降り注いでいる。

登山前に気象情報で紫外線の予報を確認する、Windyでは レイヤー UVインデックス(紫外線指数)で確認できる。

UVインデックス(紫外線指数)とは:紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さを指標化した、世界保健機関による指標である。

まとめ

天気予報アプリWindy.comは無料は世界中の気象情報をビジュアル化された画面で一目で天気状況を教えてくれるアプリです。

登山前に用いれば危険な状況を避けことができ安全で楽しい山行ができる天気予報アプリです。

但し、Windy.comを過信するあまり、Windy.comだけで天気予報で登山計画を立案するのは禁物です、気象庁その他の天気予報も併せて確認して、総合的に天気予報を判断してください。きうん)

スライドシェア  Windy.com 使い方、活用【モバイル アプリ版】

登山の天気情報サイト Windy.com 使い方、活用【モバイル アプリ版】 をフリーでダウンロードできます、安全な登山をする為の勉強会に活用していただければ幸いです。

 

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