飯豊連峰 縦走 2泊3日 2022年9月28日、29日、30日
登山倶楽部のメンバーと2泊3日で飯豊山荘から丸森尾根コースを経由して梅花皮小屋に一泊し、二日目は御西小屋に泊まり、飯豊山を登り、三日目は梶川尾根を使用して温身平に下山。
噂の通りに登りがきつい山行であったが縦走路に到着すれば安全に景色を見ながら歩くことができた。
特に危険な箇所は下記の場所。
①梶川尾根の下り:急こう配の下りが約5時間以上続くので無理をせずに慎重に降りてください。
②丸森尾根の登り:急登のガレ場あり数箇所あり。
動画 飯豊連峰 縦走 丸森尾根⇒飯豊山⇔梶川尾根 登山ガイド
動画での丸森尾根⇒飯豊山⇔梶川尾根コースの登山ガイドです。
飯豊連峰 天気
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飯豊連峰 登山情報
飯豊連峰の避難小屋、道路情報、水場等について飯豊朝日山岳遭難対策委員会とNPO法人飯豊朝日を愛する会が作成した最新の登山情報サイトは下記でです、飯豊連峰 登山前に現在の状況をご確認ください。
朝日連峰登山道情報【飯豊山荘迄】
飯豊山荘迄の道路状況は下記のサイトに最新情報が記載されいます、必ず 道路状況を確認してからお出かけしてください。
飯豊連峰 飯豊山荘 アクセス 地図 by Google Map
山形県 飯豊山荘の登山口までのアクセスは仙台から約3時間、走行距離約160㎞。
飯豊山荘までのアクセスはGoogle Mapでナビして下さい、山荘迄アスファルト舗装されているので凸凹はなく、普通乗用車でも問題なく、行けます。
飯豊山荘までのアクセス動画 ドライブレコーダー
飯豊連峰 飯豊山荘&温身平 駐車場
飯豊山荘 約20m先に広い駐車場があり、約70台程度の駐車スペース、又 その先の湯沢ゲート手前の温身平にも駐車場があります。
天狗平 地神山への丸森尾根コース 登山口
門内避難小屋
門内岳山頂北側直下にある避難小屋、飯豊連峰の北から東まで見渡すことができる。
宿泊人数:50人
水場:小屋から往復10分
トイレ:あり
協力金:一人2000円
門内小屋 内部 ストーリービュー
梅花皮(かいらぎ)避難小屋
北股岳と梅花皮の中間地点にある避難小屋、国内最大級の雪渓ができる石転び沢の上部にあり、夏場にはるか下方まで続いていく雪渓は素晴らしい。大日岳も望むことができる。
宿泊人数:53人
水場:小屋のすぐ前にあり
トイレ:あり
協力金:一人1500円
梅花皮小屋 内部 ストーリービュー
御西岳避難小屋
御西岳山頂の西側に建つ避難小屋、将棋の駒の形をしている。飯豊本山、大日岳、北股岳などへの分岐点に位置しており、比較的利用者が多し。
宿泊人数:30人
水場:往復15分以上の小屋の下部にあり。
トイレ:あり
協力金:一人2000円
御西岳避難小屋 ストーリービュー
飯豊連峰 紹介
飯豊連峰は磐梯朝日国立公園に属し、東北地方南部の日本海側、山形・福島・新潟3県の県境に位置しています。南東から北西へ約20km、飯豊山、烏帽子岳、北股岳などの2000m級のピークが連なる連峰で、最高峰の大日岳(2128m)は東北第4位の高峰。
地質的には飯豊連峰の北に位置している朝日連峰と同様に、花崗岩が隆起してできた非火山性の山塊です。
冬は日本海から運ばれてくる湿った風が大量の積雪をもたらし、春遅くまでその白い姿を留めています。また、夏の間も1日中晴れていることは珍しく、朝晴れていても程なく稜線がガスに覆われてしまうことも多く、半面、残雪の消え間から育ってくる高山植物のお花畑は見事で、晴れた日の稜線歩きは登山者たちを雲上の世界へと導いてくれます。
人工物がほとんどなく、静かなこの山域は、それを好むファンも多く、また登り甲斐のある山として高い人気を得ています。
飯豊連峰周辺には登山が可能な標高1000m前後の低山も多く存在しています。飯豊主稜の縦走コースからは外れていますが新潟県の蒜場山や焼峰山、俎倉山、櫛形山脈、高坪山、山形県の倉手山、大境山などは日帰り登山の対象として人気があります。
またエリアからは外れますが、新潟県の光兎山、山形県の栂峰、福島県の日中飯森山、御神楽岳など、近郊に個性的で魅力のある低山も多いです。
雪深いこの山域は、雪が積もれば登山道に関係な<登山可能なルートを見つけることができます。かんじき、アイゼンを使った冬山登山やバックカントリーで訪れる愛好家も多く、また、夏には沢登りの対象として数多くの渓谷が、上級者たちからの挑戦を受けています。そのほか、釣りなどを含め、四季を問わずさまざまな活動ができる魅力的なエリアと言えるでしょう。
引用先:昭文社 山と高原地図 飯豊山
主な飯豊の山々
朳差岳 (えぶりさしだけ)1636.4m
遠望すると鉾立峰とのバランスが絶妙です。飯豊連峰を鯨に例えるならば、北端の机差岳は跳ね上がった尻尾です。
日本海に直面しているため、標高がさほど高くはないのに森林限界から抜け 出ていて、山頂に立てば独立峰の気分すらあり、特に飯豊山に連なる主稜の展望が素晴らしいです。
山頂直下の朳差小屋付近は 初夏のハクサンイチゲから順次入れ替わって高山植物が群舞します。池塘の点在する長者平も魅力的です。農作業具を担いだ人形 の雪形からこの名があります。
北股岳(2024.8m)
飯豊連峰最北の2000m峰。すっきりとそびえ立つ姿は、おしゃれできざな伊達男といったところでしょう。古くは石転ノ頭(カッチ)と呼ばれていました。
東面に鋭く切れ落ちた石転ビ沢雪渓を抱えた姿が秀逸です。直下の梅花皮小屋付近は十文字鞍部と呼ばれ、連峰中最も多彩な高山植物が咲きます。
烏帽子岳(2017.8m)
連峰の中間点にあるどっしりとした山で、山頂からの展望は雄大であり、北部だけの計画でもここまで足を伸ばす人が多いです。
西面の登山道ではヒナウスユキソウやイイデリンドウ、東面ではシナノキンバイやチングルマが見事です。
御西岳(2012.5m)
ピークは登山道から若干外れています。広々とした牧歌的な稜線は多様な高山植物の絶景ポイントが目白押しです。御西付近の池塘、草月平のニッコウキスゲやコバイケイソウの大群落、大日岳方面のチングルマは特筆に値します。
会津から望む越年雪の御鏡雪は飯豊山のシンボルで、北側斜面に広がる桧山沢源頭のカール状地形も素晴らしいです。まさに飯豊連峰の奥座敷と言えるでしょう。
御西小屋付近は弥陀ヶ原と呼ばれ、飯豊山、大日岳、北股岳に向かう登山道の三叉路になっています。
信仰登山時代には大日岳には道がな<、弥陀ヶ原から遥拝する大日岳の荘厳な姿に人々は心をときめかせたことでしょう。日没や日の出の時、北股岳や烏帽子岳、大日岳を眺める光景は素晴らしいです。
大日岳(2128m)
飯豊連峰の最高峰。蒜場山へ続く巨大な尾根には道がなく、オンベマツ尾根を直登するか、御西小屋から往復することになります。全体にスケールの大きな堂々とした山ですが、飯豊山や御西岳から見ると、牛首山を従えた姿が印象的で、カメラマンの良い被写体になっています。頂上が大きすぎてーか所から360度の展望を望むことはできませんが、主稜線から外れているため、鳥瞰図のように見下ろす飯豊連峰の眺めは抜群です。
飯豊山(2105.2m)
飯豊連峰の主峰で、一等三角点が設置されていて、眺望絶佳を堪能できます。わらじを履き替えた草履塚から神域に入り、御前坂を登りきった山頂域には、一ノ王子から五ノ王子(三角点)まで5人の王子が祀られていたといわれています。
現在は本山小屋と一緒の石垣の中にある飯豊山神社に詣でることができます。地元では山頂一帯を飯豊本山と呼ぶ人が多<、かつての登山道は全て
山頂の飯豊山神社を目指していました。
今でも川入口からの登山道には信仰登山の面影を見ることができます。周辺一帯は厳冬期もほとんど雪が積もらない強風地帯でイワウメやオヤマノエン
ドウなどのお花畑になっています。
引用先:昭文社 山と高原地図 飯豊山
コース等は詳細は下記の地図を参照してください。
飯豊連峰 丸森尾根⇒飯豊山⇒梶川尾根 縦走コース
天狗平にある飯豊山荘から地神山への丸森尾根コースは、主飯豊連峰の稜線への最短コース、しかし、急こう配の坂を約5~6時間かけて登らなければならない。
通常、縦走の場合はスタート地点と終了地点に車をデポするかタクシーを手配する必要があるが今回はピストンで戻るコースに選んだ。
飯豊山荘までの車でのアクセスは道路が舗装されているので快適に飯豊山荘までたどり着き、近くにある駐車場に駐車、平日である当日は3台の車しか駐車していなかった。
朝8時頃に15㎏以上の重いザックを背負っていざスタート、飯豊山荘前の丸森峰、地神山へ標識を確認して登山道口に入ると即、急登が待ち受けていた。
約3時間程登ると夫婦清水と呼ばれる水場がある。この上部には門内小屋まで水場はないので、水を必要量補給する。
さらにガレ場の急登を登りは続き、次第に周りはいつしか潅本に変わり、次第に視界が開けてくる。
約5時間かけて丸森峰に着けば、緩やかな坂にかわり、地神山が目の前に現れて登りの疲れを忘れさせる。
ここから地神山までは約1時間、飯豊連峰が見え始め、下を見下ろすと今日、通過してきた部落が見える。
やっと飯豊連峰の縦走路である地神北峰に到着、北西に朳差岳が見える。
約6時間でやっと、地神山に到着、赤く実ったナナカマドの遠く向こうに目的地である飯豊山が見えた。
胎内山を通過して遠くに門内小屋がみえてきた。
門内小屋でひと休憩後は門内岳を通過して北股岳を目指したがここらでガスが発生し、視界が悪くなってきた。
北股岳を降りると夕方 4時半ごろに霧に覆われた梅花皮小屋が見え始める、第一日目の宿である、我々を除いて今日の宿泊者は京都から来たという男性1名だけ。
二日目、早朝 7時に出発、梅花皮岳、烏帽子岳を経由して御西岳を目指す。
天気は快晴、途中 御手洗池、天狗の庭の湿原地帯を通過。
ここから約1時間半、登り続けていると今日のお宿である御西小屋が見える稜線に到着する、御西小屋はもうすぐ。
御西小屋に到着、ここでザックの荷物を降ろして軽量化して飯豊山に向かう、水場は100m程、沢沿いを下った場所にあり。
約1時間半で飯豊山に到着、山頂の南東方向に飯豊神社が見える。
午後2時頃、飯豊山を後にして大日岳に向かう、途中 御西小屋に戻ったが数名のパーティーが小屋の前にテントを幕営していた。
大日岳に向かう途中、あいにく霧が発生し、山頂見えず、数箇所の急登なガレ場を経由して山頂を目指す。
山頂手前200mで夕暮れの為に山頂を諦めて、御西小屋に戻る。
午後6時手前に御西小屋に戻り、日本海に沈む、夕陽を撮影し、夕食の準備をする。
3日目は早朝6時に朝日を見ながら出発、今日も最高に天気。
烏帽子岳、梅花皮岳を経由して北股岳を目指す。
梅花皮小屋に到着し、北股岳に登る途中にて昨夜 御西小屋で会った山ガールと再会し、感激のツーショット!!
扇ノ地紙に到着、ここから梶川尾根をくだり、温身平に下山する。
途中、梶川峰から石転び沢の上流に溶けずに残っている雪渓を確認することができた。
沢の流れる音が聞こえだし、玉川が見えてきた、ゴールはもうすぐ。
温身平登山口に無事到着、安堵の笑顔。
ヤマレコ 丸森尾根⇒飯豊山⇔梶川尾根 飯豊連峰 縦走コース
飯豊連峰の秋の花
本州有数の広さを誇る磐梯朝日国立公園の中で、最も険しく、スケールの大きな山々が飯豊連峰である。尾根筋はどれも厳しく、渓谷には多量の残雪が埋まり、それらに守られて、稜線上は豊かな植生が育まれている。支稜の険しさと対照的に、主稜上はのびやかで、牧歌的広がりの中に多彩な花が登山者を迎えてくれる。
イイデリンドウ 飯豊竜胆:
リシリリンドウの変種で、飯豊の特産種である。ミヤマリンドウも飯豊に生育しているがイイデリンドウは花弁の間の副片が立ちあがっているので識別しやすい。
分布:本山から御西岳、梅花皮岳、地神山などの砂礫地に多く見られる。
花期 7月中旬~8月上旬
稚児車(チングルマ):
花後、花柱は伸びて放射状に広がる。和名のチングルマは、この実の形が子供の風車(かざぐるま)に見えたことから稚児車(ちごくるま)から転じて付けられた。
タカネマツムシソウ(高嶺松虫草):
マツムシソウを基本種とする高山型変種で、別名、ミヤママツムシソウという。
タカネマツムシソウは草丈は15~40cmと低く、頭花は5cmくらいとほぼ一定しています。花の特徴は基本的にマツムシソウと同じですが、「花びら」の幅が広く、その内側の小花も花冠の一部を比較的大きく伸ばして装飾に役立てています。
アキノキリンソウ(秋の麒麟草):
別名をアワダチソウといい、花が泡立つように咲くとの意味である。本種と同属の帰化植物にセイタカアワダチソウがある。
ウラジロナナカマド(裏白七竃):
葉の裏が、白みを帯びたナナカマド、高山帯の林縁や沢沿いに生え、よく分枝して高さ1~2mのこん盛りした茂みになる。
ミヤマトリカブト(深山鳥兜):
本州の月山、朝日山地、飯豊山、北アルプス、白山に分布し、亜高山帯~高山帯の草地に生える多年草。日本固有。
●特徴
上萼片は円錐形で、くちばしは長くのび、雄しべと雌しべはふつう無毛。花柄全体に屈毛がある。葉は3深裂~中裂する。
白山風露(白山フウロ):
草丈は30~80cm、茎には下向きの伏毛(ふくもう:茎や葉などの面に密着して寝ている毛)が確認できます。
花の色は白に近いものから濃いピンクまである。 花径は25ミリから30ミリくらいである。 花弁は5枚である。 花弁のつけ根の部分には白い軟毛が生える。
ハクサンイチゲ(白山一花):
茎先の苞葉(芽や蕾を包んでいる葉)の真ん中から数本の柄を出し、花径3、4センチの白い花をつける。 5枚から7枚の花びらのように見えるのは萼である。 花の真ん中には黄色い雄しべが密集し、緑色の雌しべとコントラストをなす。
ウメバチソウ(梅鉢草):
バイカソウ(梅花草)の別名があり、その名の通り花が梅の花を思わせる。
根出葉は柄があってハート形。高さは10-40cmで、花茎には葉が1枚と花を1個つける。葉は、茎を抱いている。花期は8-10月で2cmほどの白色の花を咲かせる。
ハクサンボウフウ(白山防風):
30-50cm程度の高さになり、茎の先端に多数の白い散状花序の花を付ける典型的なセリ科の花である。
参考BOOK:花の百名山登山ガイド 上 (ヤマケイアルペンガイドNEXT)
朝日連峰の紅葉の時期は毎年9月下旬から10月上旬には、カラフルな紅葉を見ることができ、10月下旬で終盤を迎えます。
特に10月上旬過ぎには飯豊連峰の稜線の紅葉が見頃を迎え、朱色、黄色、橙色のカラフルな紅葉で彩られた長い縦走路を鑑賞しながら楽しむことができます。
飯豊連峰 温泉
梅花皮荘 Google Map
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